《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
――甘えていいのかな?触れられていいのかな?――

 エクシリオンがルミナミエのイヤリングをつけるところを想像すると、恥ずかしく感じる。
 触れられる感じも、何となく想像する。


「ルナ。」

 エクシリオンは、ルミナミエの手からイヤリングを取った。


――えっ、っていうことは・・・。――

 ルミナミエの思うとおりだった。

 エクシリオンの手が、ルミナミエの耳にのびる。

 ルミナミエの肌をふれているのが伝わる。

 気持ちよくて、悪いような・・・

 心臓がますます破裂しそうになる。


――シオン。
 あなたはこんなにかっこよかったの?――



< 24 / 222 >

この作品をシェア

pagetop