《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「あぁ、分かった。」

 エクシリオンは、ルミナミエの目力に押された。

 そのまま二人は倉庫に向かった。


 のだが、倉庫は半壊だった。

 そこで、完全に崩れてないところで薬や道具を探した。


「えぇっと、これが二十あって・・・。」

 ルミナミエは、せっせと薬や道具の数を記録する。

 エクシリオンもルミナミエの近くで、数を記録した。

 ルミナミエは、今はエクシリオンどころではない。

 けがした人、動物、それに地震前からいる患者さんを救うのに夢中だ。

 ルミナミエは、今は亡きルクファーダの言葉を、しっかり守っているのだ。

『どんなに技量があっても、患者を第一に思わなきゃ、誰も“天才”っと認めてくれない。』

 こういう時に、いつも思い出す言葉だ。


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