《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「ルナ。今日は、シオン置いて行った方がいいよ。」

 キーソがいつの間にか現れて言った。

 ルナは慌てて足を止めた。

「はぁ、はぁ、はぁ。」

「ちょっとルナ。
 シオンのためにどれくらい走ったのよ!」

 全身から汗があふれ出す。

 顔の赤みが半端じゃない。

 その姿を見たキーソは、

「とりあえず、水もってくるからここで待ってて。」

 っと言って、慌てて給水室へ行った。

 ルナのある意味一生懸命さが、キーソに伝わったと思う。

 
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