《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 青い光とともに現れた二人。

 ここは城内。単にお城っと言っても、その敷地面積は広く、どこにミュウエノアがいるのか見当がつかない。

 あたりを見渡せば、王たちが住んでいた建物は、ところどころ崩れていた。

 建物自体はある程度残っていた。

「魔法で、ミュウ姫様がいる場所を探すか。」
「分かった。」

 無残な姿に心を痛めながら、とりあえずミュウエノアを探すことにした。

「リットレリ・ミュウエノア姫」

 ルミナミエのペンダントに向かって言い、青い光が出てきた。

 そして、青い光はある方角に向かって、まっすぐのびていた。

「ルナ。こっちに行けばいいよね。」
「うん。」

 二人は、光がさす方向に向かって走り出した。

 
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