《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「エクリテリケル・ドッ・チュヘェリサ。」

 青い光がまぶしく光り、アリキラーを塗った場所に吸収される。

 手を前に出し、開き、手のひらをミュウエノアに向けたこの体勢を三分続けた。

 エクシリオンは、光がちゃんと患部に当たるように、向きを調整している。

 他の人は眩しさあまり、目をつぶっている。

 しかし、ルミナミエとエクシリオンは目を見開いていた。


 三分経過、三分経過。


「ルナ、もういいよ。」

 手を握って光線を止めた。

 目をつぶっていたものは、やっとかという思いで目を開ける。

「患部は?」
「えぇっと・・・止血成功。」
「次行くぞ。」

「了解。」

 成功の喜びに浸ることなく、次の手術の準備に入った。


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