《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 エクシリオンはすぐに見破った。

 しかし、ルミナミエは手術を続行。

 しまったっと思ったが、もう遅い。

 エクシリオンは何事もなかったように、手術を続行した。


――ルナ、なぜだ?――

 やっぱり思うのは、ルミナミエのこと。


 なんだかんだ言いながら、なぞる作業が終わった。

 この後の作業が一番緊張するところ。

 魔法をかけてくっつけるのだが、なぞる位置を間違えたら、間違えたところだけ一生頭痛がする。

 ルミナミエは息を深く吸い込んだ。

 エクシリオンはかたずをのんで見守る。



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