《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 幼い時からお転婆で、ルミナミエともよく遊んだ。
 エクシリオンも混ざるときもあったけど。


 時には喧嘩した。

 時にはお互いの本音を打ち明けた。

 時には秘密の場所を作って、そこで遊んだ。

 
 無くてはならない“友達”っとなっている。

 お互いに、一番信頼できる友達。
 
 それが今、消えてなくなろうとしている。

 ルミナミエは、あまりにも早い“別れ”っと言う実感がわかない。

 両親も、叔父も、あまりにも早すぎる“別れ”であった。

 しかも、まだ幼いルミナミエを残して。

 いつもは今回に比べれば、きっと軽い。

 なぜなら、三人はルミナミエ自身が生死にかかわっていないが、ミュウエノアは自分が生死を決めてしまった。

 
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