強烈なキャラクターと独特の世界観が頭の中に浮かぶような物語でした。
最初はほのぼのとしたストーリーで癒される場面が多々あり、ちょっぴーのキャラクターに癒されていました^^
しかし、後半になるとガラリと物語の雰囲気が変わり、前半の静けさが嘘のよう。
家同士の因縁・因果、それに巻き込まれた子孫たち。
そして、許されない恋に落ちた二人。
まるでロミオとジュリエットの世界のようですが、本作の主人公たちは一味違います。
家同士のしがらみを取り払うように、その運命に、敵に立ち向かい戦う。
二人がたどり着いた答えはラストの様な結果になったけれど、私は納得しました。
正義の中も悪はあり、悪の中にも正義がある。
この言葉がこの物語の全てを語っていると思います。
考えさせられる物語を書いていただきありがとうございました。