しっかりしてよっ!
「春樹…、春樹に何も出来なくてゴメンね
あたし、春樹に支えられてばっかだね」
さっきから思ってた事をはっきり伝えた
したら、春樹は驚いた顔して
「何いってんの?…俺が亜依に支えられてるんじゃん!」
なんて言ってきた。
「俺さ、なんか亜依について詳しくなったよ。
コーヒーより紅茶が好きとか、
数学が苦手で社会が得意。
緊張すると毛先をいじっちゃうし。
ロマンチストなO型だしね。
俺、亜依がいなきゃムリだわ。」
指をおりながら笑顔であたしに語りかける。