しっかりしてよっ!
ガラッ
保健室のドアをあけると、白い部屋には
人の気配がなかった。
「あれ?誰もいないのかな?ラッキー」
あたしは、なんだかすごく眠たかったので
ベッドに入って眠る事にした。
ギシッ
「…いったっ!」
…え?声?
不思議に思って下を見ると
赤い髪をした男が寝ていた
「…っ!……ギャーっ!」
ビックリしてしまって、思わず叫んでしまった
「ギャーって失礼だなぁ。彼氏なのに。」
え?部屋はシーンとしている。
男の顔をよく見ると、問題のあいつだった
「…春樹じゃん!何してんの?」
「何って…寝てたんだよ。お前が来るまでは。」
春樹が嫌味に言うから、なんだか腹が立った
「あっそ。
あたし隣で寝るから」
「…なんだよ。何怒ってんの?」
春樹が心配そうに聞いて来た。