天龍Ⅰ



考えれば考えるほどこんがらがって来た…


「とにかく、あたしも気をつけなくっちゃ。」




ムン!と手に拳を作って気合いを入れていたら…





「なにを気をつけるんですか?新井さん?」



「へ…?」


ゆっくりと視線を上に向けると、

先生がこめかみに怒りマークをつけながら微笑んでいらっしゃいました。




「新井さん!もうすぐ大切な模試があるというのをご存じ!?しっかりしなさい!!」


「ハィ…。スミマセン…」



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