天龍Ⅰ

腕を引っ張れて、ズルズル茂みへと連れて行かれる。

「やめなさいよ!こんなことしてなんの意味があるのよ!」

ジタバタと暴れながら必死の抵抗をするあたし。


するとあたしの暴れる足を掴んでいる男Aが豪快に笑いだした。


「ガッハハハ!!!はあ??なに言ってんの?そんなの決まってんだろ、ただの性欲処理にきまってんだよ!!」



その大きくて低い笑い声に身体中がかちんこちんに固まって行く。


「こんなことっ、したって意味ないんだから!警察だって動いてるんだからねっ!すぐ貴方達、つかまるんだから!」



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