月の光につつまれて



「た、田邉さん・・・っ?」



驚きとうれしさでさっき必死で止めたはずの涙が溢れ出してきた。


田邉さんは何も言わずに近づいてきて、私のいるベットに軽く座る。



そして・・・・私を強く。抱きしめてくれた。




「ほんとにごめんな。さみしい思いさせて・・。」


「っん、な・・んで・・・?」


「やっぱり泣いてんのな。絢の声聞いたら、いてもたってもいられなくなって。来ちゃった。」


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