Rainy Days
感情を押し殺したようなミノの声。



あたしに視線を合わせようとしない。



やっぱり…



怒ってるんだ…



泣きそうになりながら、ミノの後を追う。





「雨、酷いので傘どうぞ」



顔をあげると、あの店員さんが傘を差し出してくれた。



無言で受け取るミノ。



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