Rainy Days
それから春樹は、あたしに話しかけてくるようになった。



「『春樹』でいいよ。みんなもそう呼んでるし」


いつのまにかあたしの隣の席には、必ず春樹が座るようになった。



色々、話すうちに春樹も東京出身だってわかって、共通の話題もあって、すぐにあたしたちは付き合いだした。



取り巻きの女の子たちの視線が痛くもあり、優越感でもあった。



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