勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】
「学校行けるか?」
「うん!」
「何かあったら俺の所来いよ?」
「うん!」
「じゃ、行こうか。」
亜蓮はゆっくりドアを開けてくれた。
車から出ると、お城みたいな学校。
凄く綺麗…
「行くぞ、絆奈…」
「はーい。」
「亜蓮様おはようございます!」
「亜蓮様おはようございます!」
「亜蓮様おはようございます!」
「紅薔薇王子よー!」
「今朝もかっこいいー!」
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