勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「ちょっと!あんたたち、絆奈にプレッシャーかけないでよ。絆奈は頑張ってるんだから。」


彩莉ちゃんはドアの近くに立っていた他のクラスの女の子たちに叫んだ。


「何よ、あたしたちよりちょっと勉強出来るからってさ。行こ。」


「うん、行こ行こー。」
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