勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「やっぱかっこいいー!」


「いいなぁ、秋澤さん。」


「ほら、絆奈。行くぞ。」


「うん…」


希夢はあたしの手を握って、外の中庭に出た。


中庭には、カップルや賑やかな生徒がお弁当を食べていた。
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