勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「あ、あの…希夢…?」


「ん?」


「どこ行くの?」


「いや、せっかくなら暖かい所で話そうかなって思って。」


希夢のもう片方の手を見ると本を一冊持っていた。


"脳障害について"
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