勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「え、いいって。」


「あたしのために自由時間を削っちゃってるし…いいの!思い出すのを助けてくれるお礼…!」


あたしは、お弁当箱を開けてお茶を注いだ。


「うわ、美味そう…」


「でしょ?」
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