勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「やっぱ玉子焼きは甘くなくちゃな。」


希夢はパクパクとあたしのお弁当を食べて、焼きそばパンはあたしにくれた。


「よっし、じゃあ、始めるか。」


「うん。」


希夢は本を開いた。
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