勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「するって…何を…?」


「セックス。」


顔がぼっと赤くなった。


「ご、ごめん…まだ準備出来てないし…記憶を全て取り戻して安心してから…その…したいな…」


亜蓮は一瞬顔をしかめたけれど、優しく笑った。
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