勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


すると、あたしはバッと腕を振りほどいた。


「あ、すまねぇ…」


「ご、ごめん…ちょっと…その…最近ムダ毛処理してなくてさっ!あはは。」


「んだよ。俺ちょっと軽くショックだったんですけど。」


「ごめんね~。」


「で、絆奈。どれで撮ってみたい?」


「んー…」
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