勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


辺りを見回すと、いろいろなプリクラ機がある。


「じゃあ、あれ!」


「よし。行こうぜ。」


「うん。」


あたしが選んだのは、小顔とデカ目になれる面白そうなプリクラ機。


「俺が400円入れるよ。」


「ダ、ダメだよ!さっきご飯奢ってもらったし!」


「俺が400円入れる代わりに、後でおやつのクレープ奢れよ?」
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