勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「取り合えずワンピース乾かせよ。俺のシャツ貸してやるからさ。」


「ありがとう。」


希夢は二階に上がって行ってシャツと短パンを貸してくれた。


希夢の匂いがする…


ってあたしは変態か。


「俺、あっち行っとくから早く着替えろよ…!」


「うん…どうしたの?希夢?」


「それ以上俺に近づくな!」
< 338 / 371 >

この作品をシェア

pagetop