勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


「だめ?」


「ったく…亜蓮だけには内緒だぞ…?」


「うんっ!」


「早くメール送れよ。あのオバさんに。」


「はーい。」


鞄の中からケータイを取り出して、伯母様にメールを打った。


"親友の彩莉ちゃんの家に泊まります。"
< 350 / 371 >

この作品をシェア

pagetop