勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


車から降りると、亜蓮は既に御屋敷に入ろうとしていた。


「ちょ、待ってよー!」


けれど亜蓮は足を止めない。


「もう!」


ぜぇはぁいいながら、亜蓮の後をついていった。


階段もすごいスピードで登って行く。

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