あなたの彼女にしてくださいっ!!


「じゃあ中山の隣空いてるからそこに座ってくれ」


「・・あのー中山さんって?」


「そりゃそうだ!!」



一人で笑ってる先生。


長野君だって引き気味なんですけど!!



「一番後ろの廊下窓側の奴だ」



きょろきょろと探す長野君。


そして目が合った。



「あっ分かりました」



そういって私の席の方に歩いてくる。


あ~あ


せっかく隣いなかったのに・・・


そんなことを思っている私。


私の予想だと他の女の子は羨ましがっていると思う。


いや、予想じゃない。


確実にそう思っているだろう。


だって私を睨んでるんだもん。





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