あなたの彼女にしてくださいっ!!
私は良かったとか思わないけど。
むしろ最悪!!
「よろしくなっ。中山さん」
「はいはい」
さっきの笑顔で挨拶してくる長野君。
それに対して不機嫌そうにそっけない態度する私。
っちぇ。何だよこいつ
ボソッと聞こえる声。
ん!!
今の私が言ったんじゃない。
ってことは
長野君が言ったの?!
さっきまで外を見ていた私は長野君の方に目を向ける。
するといかにも拗ねている感じで座っている長野君。
さっきまでのモデルみたいな作り笑いはどこに消えたんだよ!!
私はそのかわりように唖然とする。
面倒くさい奴が現れた。