閻魔彼氏と悪魔彼女
「ワガママじゃない、意見」

「着きましたよ。お幸せに、莉桜奈様」

「はぁ?」

意味不明な言葉を残してあたしを車から放り出した。

それからすこし歩くと女がいた。

「初めまして」

営業用スマイル。
イメージアップの為とはいえこれめんどいな…

「初めまして、莉桜奈様」

…なにこの女
あたしが笑ってやってんのに意味わかんない敵意剥き出しなんですけど

何様だし

え、あたし?莉桜奈様

当たり前じゃん

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