閻魔彼氏と悪魔彼女
「昨日、言ってらしたじゃないですか。

『明日の朝なんか親父が
話あるんだってー
だるーい』と」

わざわざあたしのまねをして
昨日の事を
教えてくれた。

「そうだった。…咲良、飯」
「“ご飯”と言うように
努力してみてはいかがでしょう?朝食ならこちらに置いてありますから」


咲良はいつものように笑うと、

着替えをあたしに向けて投げて部屋を出ていった。
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