閻魔彼氏と悪魔彼女



キキッ


あたしの通う、出雲学院経由で学校に向かうらしい憂斗。




あたしの方が先に降りるから、光陽学院という学校を見たことがない。



ま、あたしは別にどんな学校に通ってようが興味ないけど。


ガチャッ


ー―車を降りたら演技の始まり。


「んじゃ、行ってくる」


降りる前に隣に座るヤツにそう告げて。



「……」



相変わらず無視なのは特に気にせず、あたしは車のドアを閉めた。






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