閻魔彼氏と悪魔彼女
「今日、中間考査の結果が貼り出されるんだ!!」

わざわざ聞いてやったのにどうでもいいことを…

「……」

啓太…このミジンコの話を無視して歩き出す。

「待って!!中間考査…」

「お前には関係ねぇだろ?」
「あるし!!」

「100番以内に自分が入ってると思ってんのかミジンコ」

「…せめ、せめて句読点入れて…怖い」

なんでこんなのが一応進学校の光陽に入れたのか不思議だな

「うるせぇ、単細胞」

「……」

「“俺、可哀想”って顔してんじゃねぇよ」

「…なんでこんなのが王子様キャラで通ってるんだ」
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