うさぎと狼
「お母さん、おはよぉ」
「蜜乃おはよう。あら、髪の毛巻いたの??」
「うん!どうかな…??」
「ふふっ、大丈夫可愛いわよ♪」
私が髪を触りながら心配そうに聞くとお母さんは笑ってそう言ってくれた。
私のお母さんはいつも優しくて大好き!!
「ありがとうお母さん♪」
そう言って私はリビングの椅子に座った。
テーブルの上にはベーコンエッグとサラダ、ワカメスープとご飯が用意されていた。
「美味しそう!!いっただっきまぁーす♪」
まずはワカメスープから。
…んー、暖まる♪
「おはよー」
そんな声と同時に頭が重たくなった。
「わぁっ!!もー…愁にぃ、いきなり危ないよー!!」
いきなりの頭の重さに私は飲んでいたワカメスープをこぼしそうになった。
「わりぃ、わりぃ」
あははと笑って誤魔化す愁にぃ、異、私の兄の前田 愁(マエダ シュウ)。
本当にもー…
そうは思っても愁にぃのあどけない笑顔を見ると許してしまう私なのだった。
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