俺の席
「なぁ、」


春樹が遠くを見つめ言う。

「んぁ?」


だるそうに健也が返事をする。


「由井なんでさけてんだろうな」

「さぁ?」

「お前、分かってんだろ」

「・・・」

「なんで、鳴海におしえねぇーんだよ」

「・・・」



健也がずっと黙ってレポートを見ていた。
こいつは確実に何かを知っている・・・。
確信できる。

だって、こいつはいつも隠しごとをすると
黙るし
うつむく。

分かりやすいって・・・。


「まぁ、いいよ別に。」

「えっ?」

「健也が言いたくないって、それほど理由があんだろ?
無理に言うことねーよ」

「うん・・・まぁ、そういうわけじゃないんだけど」

「だったら、言えよ?」

「まぁな・・・」


んだよ。こいつ。
むかつくなぁ・・・。
さっさと言えよ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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