真空。
第一章 日常。
朝がきた
うんざりとした気持ちで
起き上がると
ベッドの横に男の子が…
………
………
えっ!!
なんでここにいんのー!?
私はしばらく考えるのに
時間がかかった。
私の隣にいたのは
隣のクラスの
九条 由岐くん。
でもなんでくんが
ここにいんのー!?!?
ちょっと待てよ…
もしかしてーー…っ
とっさに
自分の格好を見てみる
ふぅー…
ちゃんと服は着ているみたいだ。
したわけではなさそうだ。
ベッドの上で
あれやこれやしていると
隣からくしゃみする声が聞こえた。