cool prince















翌朝。







「はるー!早く起きなさい!」

「うぅ……」

「ほら、目覚め良いのが取り柄でしょ」

「……意味分かんない………」




眩しい朝日と共に、お母さんの声が響いて目が覚めた。




手に腰を当てながら笑うお母さん。




私には他に良い取り柄はないんだ……。


少し落ち込みながら階段を降りると、家族皆が揃っていた。








「おはよー…」

「おはよう。はる、顔洗ってきなさい」

「お前、寝癖凄ぇことになってるぞ」



ヒヒ、とお兄ちゃんは笑いながらパンを頬張る。




……今からやるところだよ!






そして洗面所で顔を洗い、髪型を整え、制服に着替える。


準備完了!






「お腹減ったー…」



と呟きながらリビングに向かった。



すると……




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