cool prince
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「悪いな。こんなところまで連れて来て」
「あ、いえ、!」
あの後、先輩に連れてこられたのは生徒会室の隣にある空き教室。
ここはあまり使われないらしく、さぼるには打ってつけのような場所だった。
ていうか、さっきの!格好良すぎですから!
ああああんなこと言われたら……!死にそうなくらいどきどきするよ!
「……あの、」
「ん?」
「………私、不安だったんです。周りに、どう思われているか」
何故かこの教室にあるソファーに二人で座って、私は話す。
先輩は、じっと私の話を聞いてくれた。