君が好き。

「何でもないなら
呼ぶなよ。」

ちょっと楽しいこの瞬間。

「まじ嫌いーっ…輝の馬鹿。」

眉間にしわを寄せる緩奈。

でも俺、知ってるよ?


「緩奈、かわいい。」


その顔、照れ隠しだもんね。


「何言ってんの、ついに
目までイカれちゃったの?」


こんなにアピールしてんのに、

君は応えてくれない。


「本当、緩奈ありえない。」

だからっ、君が好きなんだって。

何回言えば伝わるの。
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