先生~泣かないと決めた日~
するとお母さんは
戸を包丁で刺してきた。
お母さんはこう叫んでいた。
「おい、お前
あたしに言いごたえ
するんだな?
じゃあこうするしかないな。」
そういって
何度も包丁で戸を
刺してきて、無理やり
こじ開けようとしてきた。
そう長くも私の体力は続くわけでもなく
とたんに戸は開いてしまった。
お母さんが私を
隅っこに誘導してきた。
私は仰向けになった状態で
包丁がこっちに来た。
とっさの判断で
私は避けて横をかすった。