脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
――――…
その日からだったのか、もう少し後からだったのか……、それはよく覚えてないが、
『ねー、マーヤ。今日さぁ……』
「………。」
『…マーヤ?』
「―…えっ。あ、何?」
マーヤがぼーっとしていたり、元気がないことが増えた。
何でだろう。
私には理由を言ってはくれなかった。
そして、
「……そ…ろ、へ……か?」
「――!……み、……です。」
放課後の教室。
わずかな話し声が聞こえたので、私はその教室に近寄った。
窓から見えた、それは
「では、契約成立……ですね。桜田さん。」
「……はい。」
そう言って
キスをしている橋倉とマーヤだった。