脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
「ハハハ。そうか、後退する理由が分からないか。
なら止まれ。」
『嫌です。』
なおも笑顔で近寄ってくる北橋。
それに合わせて私もジリジリと後退する。
これ絶対、脇役じゃないし!
こういうコトは主人公にしてくれ、北橋!
マジで!怖い!笑顔が!
なんて考えていると
トンッ、と背中に固い感触。
……壁ですね。ハハッ。
「ん?なんだ、もうさがらないのか?」
『ハハ。』
私は乾いた笑いをもらす。
いや、さがれないし。
壁あるし。