脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
『なに叫んでるんですかって言われても……橋倉の名前?』
「そこは別に真面目に答えなくていいんですけど。」
『まぁそんなことは置いといて………ちょっと話があるんだけど。』
私が表情を固くして言うと、何かを察したのか、
「分かりました。なら社会の資料室に行きましょう。……そこなら誰も来ませんから。」
と、橋倉は言った。
資料室。
確かにあそこなら誰も来ない。
私は歩き出した橋倉について行った。
その時
『……?』
窓の外に、一瞬、マーヤの姿が見えた気がした。