脇役希望☆不良少女【おまけ追加】




橋倉は私の頬に添えていた手を移動させて、私の耳にかかっていた髪をずらした。



リンッと音が鳴り、イヤリングが揺れる。




「コレで有美と黙秘同盟とやらを作る前から、有美が欲しかった。
それで、桜田に協力してもらおうとしたが……、契約を結ぶことで、俺は有美から手をひいた。」



私は俯く。


私のせい。
すべて、私のせい。



あの子の笑顔を、自由を、
奪ったのは私。





――――《ごめん。》



私は、ハッと顔を上げる。



さっき電話のは、何の謝罪だった?





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