脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
『マーヤ……。やめて、謝るから。』
「有美……。」
あぁ、私のせいだ。
幼さ故に、目立ちたがった私の。
私はへたりと座り込む。
そして、俯いているとマーヤが口を開いた。
「有美。あたし……妊娠、してるかもしれないの。」
私はバッと顔を上げる。
―――今、なんて?
「有美のためだったから。傷ついてほしくなかったから。でも………これだけは耐えられないの。」
『そ、んな……。』
「産んでも、愛せない。でも、産まなかったら後悔する。」
そんな
そんな
全部、私のせいなのに。