脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
走りながら考える。
なぁ真綾。
俺、別にアイツのこと、恨んでなんかいなかった。
自分でも気付いてなかったけど。
―――悲しかったんだ。
真綾が死んで、その親友がすぐに行方をくらますなんて。
真綾のこと、なんとも思ってなかったんじゃねぇか。って。
でも、違ったんだ。
アイツは真綾のこと、ちゃんと“親友”と思っていて
真綾が死んだことを悲しんで
自分を追いつめて消えたんだ。