脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
「こんなイケメンに口説かれて嬉しくないのかよ。」
『一ミリたりとも。つーか、不愉快です。マジで。』
私は前髪を元に戻す。
また顔の上半分が前髪で見えなくなる。
その際、北橋がチッ、と舌打ちしていたが知らん顔をした。
『ほら、せんせー。教室に行きましょう。生徒たち、待ってますよ。』
「あー?待ってねーだろ。」
こうして、私はようやく教室へ行くことになった。
『あの………先生?』
「なんだ?」
『ここ、本当に教室ですか?』
「1-6って書いてあるだろ、プレートに。」
私、呆然、という言葉をこんなに理解したのは初めてです。
教室ー…なのか?
落書きだらけで
窓ガラス…つーか、窓枠すらなくて
中で乱闘が起きてるココが?
教室?
………マジすか。