脇役希望☆不良少女【おまけ追加】

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「よし、じゃあここの和訳を……田中。」


「ウス…。えっと、“私はコーヒーより紅茶が好き。”」


「そうだな、ここは中学でも習った比較級を使って……」



今、英語の授業中です。

北橋が英語の教師らしい。
案外、キチンと教えてるからビックリ。



私はノートに板書をしている。



「じゃあ、次、……有美！」


『はい。』


指名されて、私は立ち上がった。


えっと、次の和訳……




『“私は他の誰よりも、あなたを愛していまs…”って……。
北橋、アンタこれを言わせたかっただけか。』


「That's right！」



ムカつく。

発音がとても良いのがさらにスゴくムカつく。




「有美に愛の言葉を言わせてやろうと思ってな。」


『死ねばいいのにと思います。』