脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
すると突然顔を近づけてくるチャラ男。
思わず私は後ろにのけぞって距離をとる。
「うーん…。山本チャンさー、綺麗な顔してると思うんだけど……前髪切らない?」
「おい泰斗。……お前、正気か?こんな奴が綺麗とか。」
泰斗の言葉にビックリしたのか、失礼なことを言う赤髪君。
確かに綺麗じゃないけど。悪いか平凡で。
「だってさー、小顔だし、前髪で目は見えないけど、他のパーツは整ってるじゃーん。」
「………そうか?」
赤髪君が私をジロジロと見てくる。