脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
すると赤髪君が突然
「北橋ー。……授業はしねぇのか。」
かったるそうにイスの背もたれに身体を預けながらそう言った。
赤髪君………。
アナタがまともに見えた私の目は腐ったのか?
「おー。チャイム鳴ってたんだな。気づかなかった。……つーワケで、泰斗。お前、自分の教室に戻れ。」
北橋は犬でも追い払うかのようにシッシッ、とする。
「えー。俺まだ山本チャンといたーい。」
甘えるような声で言うチャラ男。
私はアナタに消えてほしーい。